旅行は年に一度の楽しみという方もいれば、仕事で頻繁に海外へ行く方もいるでしょう。どちらの場合も、海外への旅に欠かせないものがいくつかあります。パスポート?もちろんです。お金?あると助かります。では腕時計は?実は、思っている以上に役に立つ持ち物です。
かつて腕時計は日常生活の必需品でした。しかし、いつでも正確な時刻を表示してくれる携帯電話が登場してから、腕時計を着ける人は少なくなりました。

旅行に腕時計があると安心な理由
旅行中は観光や移動で忙しく、スマートフォンやスマートウォッチを充電する時間がとれないこともあります。そんなとき、街角の時計に頼れるでしょうか。誰もが携帯電話で時刻を確認する今の時代、街なかの時計は以前ほど多くないかもしれません。
たとえば、スマートフォンの電池が切れてしまい、乗る予定の列車に間に合うのかわからなくなったとしたら。あくまで仮の話ですが、こうした不安をなくすために、旅行用の腕時計(トラベルウォッチ)を着けて出かける人はたくさんいます。ふだんは腕時計を着けない方でも、旅行のときだけは着けるという方も少なくありません。旅の心配ごとをひとつ減らせるからです。
では、旅行に向いている腕時計にはどんな種類があるのでしょうか。
GMT腕時計:機能面では申し分なし
GMT腕時計(GMTはグリニッジ標準時の略)は、今いる場所の時刻に加えて、GMT針と24時間ベゼルを使って別のタイムゾーンの時刻も確認できる腕時計です。ベゼルではなく文字盤に2つ目の目盛りを配置したモデルもありますが、多くのGMT腕時計は下の写真のような外周の24時間ベゼルを備えています。読み方や合わせ方は「GMT腕時計の読み方と使い方」で詳しくご紹介しています。

気になる点があるとすれば、GMT機能を備える分、一般的な腕時計よりも厚みが出やすく、価格も高くなりがちなことです。最近は手頃なGMT腕時計も増えていますが、やはり価格は選ぶうえでの大事な要素です。
また、デザインによっては華やかで目立つものもあります。旅先では観光客というだけで目を付けられやすいこともあるので、あまり目立たないデザインを選ぶのもひとつの考え方です。ワンチャーのGMT腕時計としては、自動巻きのRANGER IV 赤富士があります。
24時間表示の腕時計:とても実用的
24時間表示の腕時計は、ふだんあまり見かけることがありません。時計好きの間でも珍しい存在です。けれども、ひと目で朝か夜かがわかるこの腕時計は、毎日使うには少し個性的でも、旅のお供にはぴったりかもしれません。仕組みや読み方は「24時間表示の腕時計とは?仕組みと読み方」をご覧ください。

一般的な12時間表示の腕時計では、朝なのか夜なのかまではわかりません。ふだんなら空を見上げればわかりますが、いつでもそうできるとは限りません。窓のない会議室で一日を過ごす出張、海辺でのんびり過ごす休暇、洞窟の探検。旅先のどんな場面でも、24時間表示の腕時計なら午前と午後を迷わずに済みます。
いいとこ取りなら:24時間表示とGMTベゼルの組み合わせ
両方の良さを取り入れたいなら、24時間表示の腕時計に24時間ベゼル(GMTベゼル)を組み合わせたモデルも検討してみてください。本格的なGMT腕時計のような独立したGMT針はありませんが、ベゼルを使えば2つ目のタイムゾーンも無理なく確認できます。

たとえばワンチャーのアストロノートIIIは、自動巻きの24時間表示ムーブメントと回転式のGMTベゼルを備えたモデルです。
まとめ:完璧なトラベルウォッチは人それぞれ
結局のところ、誰にとっても完璧なトラベルウォッチというものはありません。GMT腕時計、24時間表示の腕時計、シンプルなデジタル時計、あるいはスマートフォンの時刻表示。どれを選ぶかは、着ける人の好みしだいです。
大切なのは、どんな使い方をするのか、どこへ行くのか、そして自分にとって何が一番便利なのかを考えることです。次の旅に連れて行く1本を、ぜひ楽しみながら選んでみてください。