「RANGER」シリーズは、ベーシックなデザイン。
質実剛健を体現したような堅牢性ある作り込み、使い勝手の良いサイズ感などから人気を博している定番モデルです。
今作では、日本芸術に根ざした深い文化的・歴史的意義を持つ時計を作るため、さらに踏み込んだデザインを試みました。
Main Dial
文字盤のデザインは浮世絵師の葛飾北斎の代表作でもある「冨嶽三十六景 凱風快晴」からインスピレーションを受けています。
凱風快晴に描かれた赤富士の色を基調とし、黒色を加えることで太陽が赤く染め上げる富士山の陰影を強調し、雄大さを表現しています。
文字盤という小さなキャンパスに描かれた壮大で美しい富士の山。
この芸術的表現に根強い人気を誇るGMT機能を組合せ、RANGERシリーズを新たな高みへと昇華させました。
夜明けには、山肌が朝日を浴びて赤く染まります。 そしてさらに太陽が昇ると徐々に青や白といった落ち着いた色へと変化します。
日暮れには再び赤く染め上げられ、次第に暗い陰影を落としていきます。
文字盤の絶妙な色合いは移ろいゆく自然の日常を表現しており、身に着けることでより身近に感じることが出来ます。
OTHER FEATURES
デュアルカラー
＆
質感（和柄）
「和柄」とは、日本の伝統文様のことです。
古く、平安時代から使われてきたこれらの文様には歴史や文化が反映されており、それぞれに意味があります。
RANGERⅣ-赤富士の文字盤には、そんな日本の伝統模様である「和柄」が取り入れられています。
「三崩し」とよばれるこの文様は、和算で用いられていた計算用具の「算木」を崩した形の文様で、算木崩しとも呼ばれています。
また、細く切った竹を網のような状態に編んだものにも似ているので網代文様と呼ばれることもあります。
三本の線を縦横交互に石畳の様に配した模様で、食器のような身近なものから着物の小紋柄など様々なところで見ることが出来ます。
NH34 GMT
自動巻きムーブメント
NH34 24石（SEIKO社製）
ムーブメントには信頼性の高いNH34 24石（SEIKO社製）を採用しています。
また、このNH34は、複数のタイムゾーンを同時に確認できるGMT機能を搭載しています。
主な特徴
精度：NH34は確かな精度と正確さで知られており、毎時21,600振動（VPH）で作動し、信頼性の高い計時を実現します。
パワーリザーブ：約41時間のパワーリザーブを備え、巻き上げやムーブメント交換なしで1日以上動き続けることができます。
デイト表示とGMT：デイト表示とGMT機能が搭載されており、GMT針やサブダイヤルを使って第2時間帯を設定することが出来ます。
信頼性：耐久性に優れた堅牢なムーブメントとして定評があり、日常の摩耗や損傷に耐えられるよう設計されています。
ケース＆バタフライクラスプ
ケースとストラップはサテン仕上げの316Lステンレススチール製。
バタフライクラスプを採用することで利便性と快適性を高めています。
